- 2024.11.18
- お知らせ
一般財団法人カーボンフロンティア機構「バイオマスを利用した小型分散型SAF製造ビジネスモデルの社会実装に向けた検討」の受託について
株式会社Cキューブ・コンサルティング(岡山市北区本町2番5号ちゅうぎん駅前ビル4階 代表取締役 西原 立)は、一般財団法人カーボンフロンティア機構(東京都港区西新橋3-2-1 Daiwa西新橋ビル3階 理事長 塚本修)が実施中のNEDO委託研究「バイオマスガス化・FT合成による小規模分散型SAF製造技術の実現可能性調査」において、「バイオマスを利用した小型分散型SAF製造ビジネスモデルの社会実装に向けた検討」を受託しました。
本事業では、森林残渣や建築木材由来のバイオマスからSAFを製造する技術を用い、原料の調達から消費までを岡山県内で完結させる地産地消型SAF製造ビジネスモデルの社会実装を目指します。
地域のバイオマスを活用したSAF製造ビジネスの実現は、2050年のカーボンニュートラル目標達成やエネルギーの安定的な確保の観点からも必要不可欠であるとともに、地域経済の活性化にも貢献する成長戦略の一つです。当社は、地域のみなさまと連携を図りながら、SAF製造の社会実装に向け取り組んでまいります。
1. 業務名
バイオマスを利用した小型分散型SAF製造ビジネスモデルの社会実装に向けた検討
2. 業務概要
SAF製造サプライチェーンの各プロセスを担う事業者の候補抽出
事業者候補からの事業性等評価に向けたデータ収集業務の支援
収集データを踏まえた小型分散型SAF製造ビジネスモデル仮説の作成
ビジネスモデル仮説をもとにした社会実装への課題抽出ワークショップの開催
上記の検討、調査、ワークショップの結果を踏まえた報告書の作成
3. 「持続可能な航空燃料(SAF)」について
「持続可能な航空機料(SAF)」とは、持続可能性の基準を満たす再生可能物質、廃棄物を原料とする航空燃料であり、航空業界で中・大型航空機のカーボンニュートラル達成手段として国際的に合意がなされた再生可能エネルギーです。

4. 「一般財団法人カーボンフロンティア機構」について
「一般財団法人カーボンフロンティア機構」とは、石炭及び関連する各種エネルギー等に係る調査研究、情報の収集・提供、人材の育成、技術開発、技術の普及・移転及び事業化の支援等を行うことにより、国際的な石炭供給の増大及び地球環境に調和する石炭利用の推進を図り、これをもって我が国におけるエネルギーの安定確保及び産業経済の健全な発展に寄与することを目的として設立された機構です。
カーボンニュートラルの実現に向けて、例えば、発電分野では高効率化に加えてバイオマスや水素・アンモニア利用等の推進が重要であるとともに、製鉄、セメント、化学等の各種の産業分野でも CO2排出削減に向けた技術開発への取組も欠かせません。
一般財団法人カーボンフロンティア機構は、石炭に関係する幅広い分野の企業・団体のご協力・ご支援を頂き、政府及び関係機関のご指導のもと、地域環境や地球温暖化への対策や、CCUS/カーボンリサイクル等の革新的技術の推進により、カーボンニュートラル実現に挑戦しております。
こうした未開拓領域にある最先端技術を追求しつつ、石炭利用におけるCO2排出削減を進めると共に、SDGsの目標の一つであるエネルギーアクセス改善の観点においても、途上国を含めた世界中のすべての人々のaffordable、reliable、sustainableそしてmodernなエネルギーへのアクセス確保を目指します。
5. 該当するSDGs目標

当社はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を核としたコンサルティングに関する知見と、ちゅうぎんフィナンシャルグループのネットワークを活用し、地域のステークホルダーのみなさまと連携を図りながら、岡山県における本ビジネスモデルの社会実装に向けた業務支援を行います。
株式会社Cキューブ・コンサルティングは、これからもみなさまのありたい未来・思いをかたちにすべく、みなさまと共に歩んでまいります。
【リリース】一般財団法人カーボンフロンティア機構「バイオマスを利用した小型分散型SAF製造ビジネスモデルの社会実装に向けた検討」の受託について